ふと思い出した体の不思議

20140921-1

もう、かれこれ5~6年は前のことだったか、体の不思議を体感したときの話し。

当時、私はまだ会社勤めをしていて、

とある休日、今ぐらいの季節かな暖かくなり始める頃だったか、

友だちと遊ぶ約束をしていました。

その日私は風邪からの病み上がりで、咳が続いておりちょっと快調とは言えない状態。

でも気心の知れた友達なので、予定はそのまま決行。

お出かけの先は、菰野のパラミタミュージアムでした。

ちょうどその時、陶芸のルーシーリー展をやっていたので、

それを目当てに楽しみに出かけました。

 

行きの車中では話しながらも咳が出たり、なんだかちょっとだけ辛い感じでした。

お昼ごはんを現地近くのゆるい感じのカフェで食べ、

いろいろ話し、美術館へ。

 

美術館でははっとする程の作品の美しさに見入り、友達と一緒に感動を味わい、

満たされた気持ちになって岐路に着きました。

 

そして、ふと気づくとさっきまでの、胸や喉の辺りの苦しさが消えている!

咳も治まり、呼吸が楽になっていました。

とても不思議な感じでした。

 

名古屋から菰野に移動し、

緑の多い土地でいい空気をたくさん吸ったのがよかったのか、

美術館で感動したのが良かったのか、

友だちと思いきりしゃべったのが良かったのか。

いやその全部かもしれないけど、

不思議なくらいに、その時を境に病み上がりの重さがなくなりました。

 

人の体って不思議。

今でもそう思い、そこに何か惹きつけられるものを感じますが、

当時の体験は今でも印象的で、

今の仕事に至る、ひとつのできごとだったように思います。